出発当日、到着当日はテンパって色々やらかしがちなので、ここで一回シミュレーションしてみましょう。
荷物の確認
出発当日の動き方ですが、とにかく事前準備が重要になるので荷物についての記事も参考にしてもらいながら準備を進めていきましょう。
荷物は何をどれだけ入れたかメモしたほうがいいです。
もし無くなった時、現地で無くなったのか持ってきてないのかわからなくなるので、写真を撮るかスマホにメモしたりしましょう。
私は荷物の記事でも書いた通り重量オーバーはもうすでにわかっていたので(スーツケースだけで30kg以上)、自宅〜最寄り駅(エレベーターがない)、駅〜空港までの道のりがかなり心配でした。特に階段のない最寄り駅内での移動や、時間帯的にこの大荷物での移動は可能かなど、事前に駅を見ておくようにしましょう。
わざわざ駅まで行って、ということはしなくてもいいですが、普段使う最寄り駅から空港へ向かう最短ルートは確認するようにしましょう。
階段しかない場合、人によってはスーツケースを持ち上げられない場合もあるかと思います。できるだけ自分でコントロールできる重さにしたいところですね。
空港にて
空港では即座にチェックインして荷物を預けましょう。大抵1時間前に締め切り、などの制限があります。
とにかく、1秒でも早くチェックインして身軽になって、空港で最後の日本を満喫してください。時間帯にもよりますが、空港のレストランでも結構楽しめます。
CAなのか空港職員なのかは不明ですが、チェックインの受付の人は重量制限のことを知らない人も結構いて、私の激重スーツケースにたじろいでいました。
なので重量制限や追加料金などのルールについてはしっかり自分でも調べて行ってください。⇨荷物についての記事参照
私の重さでは追加で二万円を払わないといけない規定があるんですが、それをみたCAさん達が裏で「見て〜、めちゃ高〜い」と言っていました。
あとこの人達は英語は堪能なので英語の書類には自信たっぷりですが、イタリア語の書類を出すと、「いやわからないんで(苦笑)」とちょっとイラッとされます。
よく見る質問として、「何時間前に空港に着くべきか」というものがあります。
個人的には、誰に何を言われようと、どこに何が書いてあろうと、チケットに記載の出発時間の3時間以上前には空港に入っていることをお勧めします。そして脇目も振らずチェックインしてください。
私の場合、ここで陰性証明書を提示しました。2021年4月のことだったので、現在は必要ありません。
当時は法整備もギリギリ間に合っておらず、宣誓書(外出理由を示す宣誓書が必須だったのです)について、空港の人は誰一人詳細や正解を知らなかったので、この時に一応持っていることを伝えるだけになりました。
現在は必要ありませんが、コロナ関係の入国に関する情報の入力は全てウェブで行えるので、今後何かある場合はこのタイミングになると思います。
さらに、チケットに記載の出発時間の1時間前には保安検査を済ませてください。
「3時間も何をするんだ」、と思うかもしれませんが、保安検査場に1時間前に入ることを考えると、実質空港についてからの持ち時間は2時間しかありません。
となると今度は「2時間も何をするんだ」、と思うかもしれませんが、チェックインは人が少なくても結構時間がかかります。
当時はコロナのゴタゴタでスムーズにはいかなかったのもあり、向こうもイタリア語はもちろんイタリアの事情は何も知らないので、書類関係でごたつきました。
となるともう1時間ちょっとしか空港でゆっくりする時間はありません。ちょっと最後に空港のレストランで、と思って入って注文して食べて店を出るまでにどのくらい時間がかかるかを考えたら、そこまでの余裕はないことがわかります。
流れとしては、空港に着く(3時間前)⇨すぐにチェックイン(スーツケースもこの時預ける)⇨空港で最後のひととき⇨保安検査(1時間前)⇨出国審査(パスポートにスタンプを押すところ)⇨搭乗口の前の椅子で搭乗を待つ(30分以上前に到着していること)⇨搭乗、となります。3時間という文字のインパクトの割にそんなに余裕がないのがなんとなくイメージしてもらえたかと思います。
私の場合だけだと思いますが、空港に着くまえにリュックが壊れてしまい、空港のコンビニでソーイングセットを買って急いで応急処置しました。
こんなことは滅多にないとは思いますが、何か不足の事態がないとも言えませんので、早め早めについておくことはかなり重要になってきます。
空港での注意点
このように矢継ぎ早に慣れない処理をさせられると、致命的なミスを犯す可能性があります。代表的なのはものをなくすこと。
これは実際に起こったことですが、出発直前の機内にて、パスポートを無くしたと叫んでいる人がいました。ゾッとしますよね。
結局通路を挟んだ隣の席に置いたのを忘れてました、というオチだったんですが、実際誰にでも起こりうるなと思いました。時間制限がある中で、なれない海外への道中、意外と手元は疎かになりがちです。トイレやレストランにスマホを忘れていませんか?パスポートは持っていますか?時間も確認しながら、手元にもしっかり神経を集中させてください。
あとそういう人が近くにいたら隣の席くらいはそっと探してあげましょう。正直関係のないこっちまで生きた心地がしなかったので、パスポートが置いてあった席の隣の人には気づいてほしかったです。
あと、手荷物検査が終わったら手荷物からトートバッグを取り出し、すぐに使いそうなものを分けておきましょう。
トランジットの際、手荷物の数などは確認されませんから、X 線検査の時に出しておく必要があるもの(PCやカメラ)はトートバッグに入れておくと便利です。
席に着いた時も、リュックなどの本体は荷物入れに入れておいて、トートバッグは席にかけておくと快適です。
重ねて言いますが、この時も絶対に気を抜かず、全て揃っているか確認して作業を行ってください。絶対にものを無くさないようにしましょう。
機内にて
夜の出発だと機内からの景色は真っ暗で多少損しますが、現地に着く時間のことを考えると仕方がない部分ではありました。
空港付近は電気がついていて綺麗なので最後の日本を目に焼き付けておきましょう。
以下、私が気づいた点を書いておきます。
●Wi-Fi
航空会社や機種によりますが、今の飛行機はwi-fiが使えます。
ANAと帰りのエールフランスでは特に問題なく大抵のことはできました。
LINEは普通に受信できますし、送信もできます。
YouTubeくらいの重さだとずーっとロード中になりますが、軽いネットの記事程度なら問題なく見れます。
なのでこのブログもしっかり見れますよ。
●飲み物、食べ物
飲み物は無限に注いでくれますが、トイレに気軽にいけない空間なのであまり飲みすぎないようにしましょう。
機内食の量は少ないので、不安な人はプロテインバーなどを持って行くと良いでしょう。
2回くらいおやつが出ました。かなり嬉しいです。
●寝ていれば一瞬
あとはとにかく寝る。同時に、あまり荷物を広げすぎないこと。
上に書いたのとは逆に、今度は緊張から解き放たれることで注意力が散漫になります。
荷物を広げてあれこれしてしまうと、また何かを置き忘れたり落としてしまいがちなので注意しましょう。
10時間以上座っていることになるので何かしたいかもしれませんが、私はとにかく寝ることをお勧めします。
私も3DSでポケモン緑ver(VC版)をしようと思っていましたが、結局暗い中でバッグの中身を出すのが不安でほとんどやらずに寝ていました。
トランジット
私はフランクフルト経由だったので乗り継ぎ(トランジット)で約6時間空きました。
もちろん空港からは出られませんが、空港内といえど海外なので、飛行機から降りると再度手荷物検査があります。
この海外の荷物検査ですが、かなり雑なので初海外の人はびっくりしないようにしてください。
テキトーを絵に描いたような仕事っぷりで、ある人は5人くらいでおしゃべり、X線の検査機の前に座っている人はスマホでゲームしていました。
数人の普通に仕事をしている人たちによる水筒の中身の確認や、PC類の確認はちゃんとあるのでしっかり聞き取って従いましょう。
この時に(場所は違いますが)パスポートの確認もあります。フランクフルトに着きましたよ、のスタンプを押されます。
これ以降はパスポートのチェックはありますがイタリア入国時もスタンプは押されません。
「6時間も何をするんだ」と言われるかもしれませんが、これは本当にそうです。
1時間前に搭乗口に行くとしても、6時間も何をすればいいんでしょうね。
私はドイツ自体初めてだったので全てが初体験!というわけで構内のあっちこっちに行って、ソーセージを買ったりして動き回っていました。
この時は大抵スーツケースは預けっぱなしなのである程度身軽です。
ここでガッツリ食べていれば到着時にお腹が空きにくいかもしれませんね。
動き回るといってもそこまで時間を潰せるほどのものはないので、一通りお店を見終わったら早めに搭乗口に行って待っておきましょう。
ここでも少なくとも1時間以上前には行っておきましょう。
十分に時間があるので、搭乗口への行き方は事前にチェックしておきましょう。
搭乗する前にパスポートのチェックと陰性証明書のチェックがあります。
もちろんこれも現在は必要ありませんが、私の時は陰性証明書のチェックはありませんでした。ここも雑。
イタリアへの飛行機に乗ったらもう1時間くらい(フランクフルト空港からなら)で着いてしまうので、あまり寝ずに景色をみたりしながら過ごしましょう。
私の行った時は誓約書が紙だったので事前にダウンロードして用意していましたが、再度機内で「外出時の規約を知っているか」などの誓約書の記入を求められました。
ペンは貸してくれます。
到着したら
到着したらすぐさま荷物が無事に届いているか確認しましょう。
荷物を受け取ったらもう空港に用はないのですぐに滞在先へ向かうことになります。
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