生活と切っても切れない関係の選択事情について。
大家によって状況が変わるので、参考までに。
洗剤などについては初めは分からないと思うので真似してみてください。
イタリアの洗濯機
イタリアの洗濯機はドラム式が主流です。
性能の違いはよくわかりませんが、決して最新のものではありません。
・流し台のすぐ下にあります。
●ルールについて
私の部屋では大家によって決められたルールがあったので、使い方のルールがないか確認してください。
部屋によっては、時間に決まりがあったり、週に何回まで、などのルールがある場合があります。
私の洗濯機はモードまで指定されている上、洗剤を入れるところが封印されていて、洗剤を直がけしないといけませんでした。
音は結構うるさいので、夜中にやるとトラブルになることがあるかもしれません。
●キッチンにある
ほとんどの場合、キッチンの下部に設置されています。
変な感じですが、どんな部屋でもこの位置でした。
●ネットは持って行った方がいいかも
だいたいネットはあるかと思いますが、持って行ってもいいかもしれません。
下着用などの小さいものだけだとジャケットやパンツ類が入らないので、持っていくなら大きいサイズのものをお勧めします。
●洗濯機の掃除
洗濯機は定期的に嫌な匂いを放つようになります。
特に夏場は嫌な匂いになりがちです。
放置すると服にもその匂いがついてしまうので、早めに洗浄剤をぶち込みましょう。
・エッセルンガで売っています。「cura lavatrice」と書いてあればなんでも良いと思います。
そこまで神経質になって頻繁に掃除しなくても良いと思いますが、気になる方は使ってみてください。
洗剤はこれ
洗剤類は当然それぞれのメーカーで何種類もあるんですが、洗剤と柔軟剤、カルキ剤の3種類が必要です。
●洗剤
私の場合、大家に洗濯モードを指定されていたので、洗剤は「デリケート/delicato」や「手洗い?/mano」表記のものを使っていました。
学校の近くにコナドがあったのでコナドブランドのものを使っていましたが、気にいるものを探してみてください。
「in lavatorice」表記があれば洗濯機で使えます。
●柔軟剤
柔軟剤はなくても良いと言う人はなくても良いと思いますが、一応気分で使い分けていました。
「ammorbidente」と書いてあればそれが柔軟剤です。
なんでも良いと思いますが、一応手に入りやすいこれらをよく使っていました。
エッセルンガでも買えますし、TIGOTAなどの薬局でも買えます。薬局の方が安いかも。
●カルキ剤
上の写真とは別個体ですが、カルキ剤はこのカルゴン一択です。
かなり重要らしいこのカルキ剤ですが、イタリアの水は硬水なのでそのままでは服に嫌な匂いがついたり黒ずんだり、配管が石灰でダメになってしまうのだとか。
何回かに一回、必ず入れてください。
そのまま洗濯物にぶっかけても大丈夫です。
●色移り防止剤
色ものと白い服を同時に洗うと色移りしてしまうことがあると思いますが、一応対策グッズが売っています。
このパッドに色を吸着させて、他の服には色が移らないようにするというものです。
タイプがいくつかあるので、パッケージを見て選んでください。
一応エッセルンガブランドの物もあります。(右図)
洗濯物を干す場所
ナポリの路地の写真を見たことがありますか?
路地の上、両サイドの建物からケーブルが伸びていて洗濯物が干されている、というものです。
フィレンツェではそこまでやばくないんですが、洗濯物が外から丸見えの状態で窓の外についてるワイヤーに干します。
フィレンツェの場合、この洗濯物を干すスペースは歩道に面していることはなくて、建物の内側というか、歩行者は入ってこれない部分に干す場合が多いです。
なので向かいの部屋の人には丸見えです。
ベランダがある部屋はごくわずかで、ほとんどの部屋では窓から身を乗り出し、窓の下についているワイヤーに洗濯物を干します。
「洗濯物が落ちたらどうするんだ」と思いますよね。実際これ普通に落ちます。落ちたらすぐに取りに行きましょう。ドロッドロに汚れます。もう一度洗濯してください。
そして、大抵この上には屋根がありません。あっても意味がない場合が多いです。なので雨が降ると全ての洗濯物が死にます。
さらにこのワイヤー、ほとんどが劣化しきっていて、錆びまくってささくれていたり(最悪洗濯物が裂ける)、切れかかっていることが多いです。実際に私も干した次の日に見たらワイヤーが切れていて、洗濯物は全て地面に落ちていました。よく見たら結構な数の家庭のワイヤーが切れて、上から垂れ下がっていたりします。
・私の部屋のシャワー室からは上の部屋のワイヤーの切れ端が見えます。
・この洗濯物を干せる面の道は住民しか通れない(物理的には通れますが)ようになっています。
・屋根が見えますが、雨が降ったらなんの意味もなかったです。
・向かいの建物のワイヤー。奇妙な角度で張られていますが、案の定タオルやらなんやらが落ちていますね。
・建物の窓の下にケーブルがあるのが分かりますね。でもあったりなかったり。
部屋干しすると大家にキレられるんですが、ワイヤーを1本でも失うと洗濯物を干すスペースが激減するのでやむを得ず部屋干しもしていました。
初めは3本ありました。うち一本はタオルしか干せないようなささくれ具合です。
●洗濯バサミ
・うちのエース。
そして意外と大事なのが、洗濯バサミ。
この国の洗濯バサミは日本のと形が違っていて、ワイヤーにクリップする前提の形状をしています。
ほとんどの場合洗濯バサミはもともとあると思うんですが、これがもう風化してボロッボロなんです。これも他の家をよく見てみると窓の下にいっぱい破片が落ちています。
数日光に晒すと砂のように砕けます。
まともな洗濯バサミがなくなったら新たに買う羽目になるので、毎回中にしまってあげてください。
部屋干し
冬場や雨の日、部屋干ししないと間に合わない時があると思います。
私の部屋は部屋干しを禁止されていましたが、雨の日や冬はどうしたって乾かないので部屋で干していました。
冬場はもう2日くらい乾かない、と言うことがザラにあります。
そんな時は部屋に入れた方が早く乾きます。
雨の日などは部屋干し独特の匂いもありますが、冬場はそこまで気になりませんでした。
水滴が滴っているような状態はどうかと思いますが、湿っている程度なら部屋干ししてもいいと思います。
これも大家と同居の場合などは難しいかもしれませんが、制約がない場合は部屋で干したっていいと思います。
部屋干ししなくたってどうせ100%カビ生える部屋なんだから。⇨カビについての記事参照。
洗濯する頻度
上でも書いたように、大家によってどのくらい洗濯できるかがかなり変わってくるので、まずはルールがないか確認してください。
その上で、大丈夫そうなら毎日回しても良いと思います。
ただ、毎日洗濯機を回して、毎日シャワーを浴びていると水道代が恐ろしいことになります。
なので、自分で払う場合は控えめにした方が無難です。
光熱費込みで特に制約がない場合は毎日回しても大丈夫ですが、大家に怒られるかもしれません。
私はほぼ毎日回して、しっかり大家に水道代がやばいと怒られました。
なんとか言い訳して毎日洗濯して一年間逃げ切りましたが、実際夏場なんかは毎日洗濯しないと服がなくなると思うので、私としては気にせず毎日洗う方がいいと思います。
冬場でも下着は毎日変えるわけですし、ジムに行っていたのもあってついでに洗えるものは洗ってしまえと言う感じで毎日回していました。