留学以外にも役に立つかもしれないイタリアの水について。
イタリアの水道水について
イタリア全体のことはわかりませんが、結論から言うとフィレンツェの水道水はそのまま飲めます。
が、あちこちで言われている通り、イタリアの水道水は硬水かつ石灰が多く含まれているので、変な口触りと匂いがあります。
なので私はそのまま飲むことはしませんでした。
でも料理にはそのまま使っていましたし、お茶を入れる時もそのまま沸かしていました。
友達の家でも水道から入れたまま飲んでいたので、気にならない人であればそこまで気にしなくてもいいのかもしれません。
個人的には後述する浄水ポットをおすすめします。
●厄介な石灰質
シンクというか、蛇口周りを拭かずに放置しているとこの石灰質のせいであっという間に真っ白になります。
これが体に入るのか〜と思うとなんとなく嫌な感じがしてしまいますね。
さらに、この石灰は配管もダメにするようで、徐々に堆積してつまりの原因になるのだとか。
洗濯についての記事でも書いていますが、これが洗濯機にもダメージを与えるため定期的に専用のカルキ剤を使用しないといけないほどです。
⇨詳しくは洗濯についての記事をご覧ください。
●髪や肌へのダメージ
言われている肌や髪へのダメージですが、毎日シャワーしても30歳のロン毛(パーマ)の男の髪にはそこまでのダメージはありませんでした。
もともとパーマがかかっていたのでダメージの程はわかりませんが、思っていたほどではないというのが体感です。
シャンプーも硬水用に作られているのかもしれません。
肌もそこまで乾燥しすぎたりということはありませんでした。
むしろ仕事のストレスから解放されて調子が良くなったほどです。
この辺もあまり気にしすぎなくていいのかなと思いました。
肌の弱い方や女性の場合はまた別かもしれませんが、参考までに。
ただ頭皮の痒みは後半少し出てきました。何によるものか不明ですが、明らかに日本位いる時よりも痒いな〜と思うことが増えました。
●お湯について
部屋によるかもしれませんが、私の部屋の水道からでるお湯はかなり熱かったです。
お肉にかかると色が変わるくらいの熱さでした。
そしてこのお湯がかなり変な匂いで、留学当初はすごく違和感がありました。
多分今でもこの匂いを嗅ぐとフィレンツェのことを思い出すでしょう。
だからといって特に問題があるわけでもないので、単なる余談です。
浄水ポットがおすすめ
とはいえ、石灰が多く含まれているとか聞くと飲みにくいですよね。
そんな時は、浄水ポットを使いましょう。
この浄水ポットはどのスーパーでも売っています。
私はコープで購入しましたが、エッセルンガにもコナドにも売っています。
大抵2000円くらいで、カートリッジは交換式(コープのものは3つ入り1500円くらい、1つで1ヶ月は持ちます)になっています。
一見高いんですが、これさえあればペットボトルの水を買わなくていいので、結局安上がりなのと、何より買い物が楽なんです。
ペットボトルの水って容量がそのままkgになるのでめちゃくちゃ重いですよね。なのでここで2000円出しておいてこの先の無駄な労力とお別れしましょう。
一年での費用は数千円になりますが、毎日水を買うよりは遥かにマシなので予算と相談しつつ参考にしてください。
・コープにて。出口側のレジの近くにあります。
使い方は簡単で、カートリッジをセットして水を入れると濾過してくれるので、それを飲むという感じです。
濾過してペットボトルに入れ直してストックしておけばもうほんとにペットボトルの水を買う必要がなくなります。
水筒にもこの濾過した水を入れて持っていきましょう。
カートリッジをセットしたら、交換の目安を教えてくれるタイマーをセットします。
セット後、蓋についているボタンを長押し。
すると、残量のメモリが順番に上がってくるので、四つ満タンになるまで長押ししてください。
満タンなると点滅するので、話て大丈夫です。
四つ満タンの状態になっていたらOKです。大体1ヶ月は持つので、残量が0になっていたら交換してください。
・切れたからダメになるとかではないのであくまでも目安にしましょう。
長く使っているとポットも石灰でやられてざらざらに固まってきます。
垢で囲った部分の白いのがわかりますでしょうか。これが石灰です。触るとかたく、ざらざらしています。
カートリッジの交換時、石灰で固着している場合は、カートリッジを持ちグリーンの部分だけ本体から外して、軽〜くコンコン叩いてみてください。
もしくは、カートリッジを持って前後にぐりぐりすれば外れます。爪で行かないように。
・軽く叩いてやれば外れます。
ペットボトルの水
・ある日のカルフール。汚いですね。
フィレンツェに限らずイタリアのスーパーでは水が大量に売られています。
コストコに行ったことがある人ならイメージしやすいかと思いますが、ビニールに包まれたペットボトルが鬼のように並んでいます。
ここからベリっとビニールを剥いで買う分だけ持っていくわけですね。
炭酸水もかなりポピュラーなので、たくさん売っています。
普通のお水と炭酸を間違えないようにしましょうね。たいてい「gassata」と書いてあると思います。
色々あって困惑しましたが、日本人としては軟水が好ましいので、SAN BENEDETTOのピンクのやつか、赤ちゃんの写真が載っているものが飲みやすくてオススメです。