留学生で絶対に必要だという方は少ないかもしれませんが、意外なところで何かと必要になってくる納税者番号、「Codice Fiscale」の取得について解説します。
実際に役所に行く方法もありますが、メールを送るだけで取得できたので、そちらの方法を解説します。
結構簡単な上、イタリアらしからぬレスポンスの速さでした。
注意点
この方法は、2021年6月の時点の、フィレンツェで有効な方法です。(メールアドレスもフィレンツェ専用のものです。)
他の地域においてこの方法が有効かは検証する術がありませんでしたので、ご容赦ください。
私は、「Codice Fiscale Firenze」や、「Codice Fiscale Firenze Iscrizione」などで検索しました。他の都市でもお試しください。
納税者番号はイタリアに住んでイタリアで働いている人なら例外なく全員が持っているので、わからない場合は学校の人に聞くのが一番早いかもしれません。
日本人スタッフがいる場合、その人に聞いてみましょう。
必要書類
必要な書類ですが、至ってシンプルです。
● パスポートのメインページ
顔写真が載っている初めのページです。
● パスポートのビザのページ
ビザが貼ってあるページです。
● 申込用紙
記入例を含め、後で解説します。
以上3つをPDF化したものをメールで送付します。
PDFにできないという方はスマホアプリ、「ADOBE SCAN」をインストールしましょう。
撮影した写真をPDFで保存できます。
申込用紙
申し込み用紙はこちらからダウンロードできます。
これをダウンロードして、Adobeアクロバットでも何でもいいので直接入力(署名欄のみ直筆である必要があります)するか、可能なら印刷して書き込んでから再度撮影してPDFにしても大丈夫です。
私は「GoodNotes」というノートアプリを使って勉強していたこともあって、i pad上で書き込みました。
●記入例はこちら
※記入例の中の赤字は全員が同じように記載する箇所、青字は人によって変わる部分です。
メール送信
全ての書類をPDFで準備できたら、「dp.firenze.utfirenze.cf@agenziaentrate.it」宛にメールで送信します。
件名を「richiesta attribuzione codice fiscale, 自分の名前」にして、
本文は、
Buongiorno,
richiedo per mio l’attribuzione del codice fiscale.
Grazie.
Cordiali saluti,
自分の名前
としましょう。
このメールにPDFを添付して、送信するだけです。
早ければ次の日には返信があり、PDFで納税者番号を知らせてくれます。
私の場合でも14時(イタリア時間の)にメールを送信、次の日の正午には返信があり、イタリアらしからぬ速さで驚きました。
まとめ
①超簡単に申請できる
メールで送るだけで取得できるので、焦らずにしっかりと準備することができます。
②PDF化する必要がある
この申請方法だと書類をPDFにする必要があるので、その点だけ対処法を用意しておいてください。
PDF変換アプリ、タブレット、印刷して持っていく、など自身の環境に合わせて対処しましょう。