ウフィツィ美術館年間パスポート攻略法

ウフィツィ美術館の年間パスポートの購入方法について記載します。
留学でフィレンツェに長期滞在する場合、ウフィツィ美術館の年パスを購入する選択肢も出てくるかと思います。
私の滞在中に調べた範囲では、年間パスポートの購入方法がわかる日本語のページは、世界に一つしかないようでした。
大変わかりやすく、私もこのページを参考に購入しましたが、チケットの受け取りまではフォローされていなかったので、購入から受け取りまで詳しく記載していきます。
※支払いはカード決済のみ、受け取り方法は現地で受け取りのみです。
※この記事では「ウフィツィ美術館」、「ピッティ宮殿」、「ボーボリ庭園」、「国立考古学博物館」、「貴石博物館」の全てに一年間無制限に入場できるパスの購入について説明しています。
購入方法は同じですので、普通のチケットの購入にも役立つかと思います。


 チケットの選択

● ウフィツィ美術館の公式ホームページにアクセスします。

 

● ページ右上の、「Biglietti」をクリック。

 

● 各美術館のチケットがネットで購入できるページに飛びます。少し下にスクロールすると、画像のように一覧が表示されています。私たちのお目当ては、左端の「Gli Uffizi」です。右端は5日間有効なパスです。

 

● ここからが迷いやすいので注意して進めてください。画像のように、「Galleria degli Uffizi」の右のプルダウンメニューをクリック。


● 「Data」、「Giorni dalla settimana」、「Galleria degli Uffizi」の3つのメニューが現れます。重要なのは、右端の「Galleria degli Uffizi」です。

 

● 「Galleria degli Uffizi」のプルダウンメニューをクリック。デフォルトでは「●Galleria degli Uffizi」になっています。

 

● ここを、「Tutti i musei」に変更します。一旦プルダウンが閉じるので、再度プルダウンメニューをクリックしてください、すると、今度はズラッと色々出てきます。「Card Annuale Cumulativa Gallerie degli Uffizi」を選択します。
ここで行きたい美術館の名前があれば、それを選択すればあとは同じやり方で購入できるので、参考にしてください。

 

● 選択できました(Cの欄を確認してください)。同時に、下の B の欄をご覧ください。「Card Annuale Cumulativa Gallerie degli Uffizi」が選択できていることを確認します。
※ここで注意したいのは、Aで日付を選択していても、Bに表示される日付は年末(恐らく一年間を意味していると思われます)などになっていることです。しかしどうもこういう仕様のようなので問題はないようです。実際に私もこのまま購入して、窓口で受け取ることができましたし、実際の刻印は受け取った日付になっていました。

 

● 購入画面に進みます。右下の「Biglietti」をクリックします。B-ticketのサイトに飛びますが、これは公式の販売サイトなのでご安心ください。

 

 アカウント作成

以下の画面にジャンプしたと思います。この時点ではカートに入っておらず、Bの欄が0になっていますね。
    Aは選択した商品になります。「Card Abbonamento Ingresso 365 giorni」でOKです。


Aの欄で数量を任意の枚数に変更します。右下の
「Nel carrello」をクリックして、カートに追加します。


カートの中身の画面に飛びます。ここで確認するのは、
Aの受け取り方法、チェック欄にチェックを入れる点です。
Aの欄は変更できず、受け取りは現地での受け取りのみになります。
利用規約を確認しなくてもチェックすることができますが、変更や返金ができない点は確認しておきましょう。
確認できたら、右下の「avanti」をクリックします。

 

カート(A)に商品が入り、ログイン画面が表示されます。 既にアカウントをお持ちの方は左の欄にそれぞれ入力しますが、ほとんどの方は右の欄(B)から新規登録することになると思います。


 

個人情報を入力します。住所は分かりにくいですが、順番はあまり気にせず、情報に漏れがないように入力します。
全て入力できたら、一番下の「Registrazione」をクリック。私の場合、登録確認メールなどは来なかったので、数分後にログイン画面から、さきほど入力したメールアドレス、パスワードを入力するとログインできました。

 

 

ログインすると、名前、苗字、生年月日を入力する欄が現れます。生年月日の欄には「 . 」も入力しましょう。
ここで入力した内容のままカードに印刷されるので、「Nome e Cognome (フルネーム)」を字面だけで受け取って、例えば「山本隆太」とフルネームを1・2の両方に入力すると、カードには「山本隆太 山本隆太」と印刷されてしまうので注意してください。使用に問題はありませんがマヌケな感じになってしまいます。入力が完了したら「Avanti」をクリックします。

 

 

 決済

カード決済画面に移行します。カード会社を選択して、右下の「Compra adesso 」をクリック。外部サイトに移行するので、そこでカード情報を入力します。

 

カード情報入力画面に移行しました。「A」の欄をクリック。

 

それぞれの項目に入力していきます。最後に、個人情報の扱いについての同意にチェックを入れて、一番下の「Paga」をクリック。
これにて予約は完了です。

 

数分で「ecommerce@nexi.it」から支払いの明細、「bassilichi.it」から予約の確認メールがきます。
その後、「bassilichi.it」からもう一通メールが来て、そのメールに注文番号と顧客番号が記載されています。
受付では、この注文番号と顧客番号を見て処理をしてくれますので、番号が確認できるようにメールの画面をそのまま見せましょう。

 

 受け取り

ウフィツィ美術館の3番窓口に行き、メールの画面を見せます。マスク+ガラス越しだったのでお互い何を言ってるかわかりませんでしたが、画面を見せるだけでも伝わりました。

 

●  顧客番号と注文番号を控えられ、少しするとカードを発行してくれます。これで年間パスポートの受け取りは完了です。結構しっかりしたカードで、特別感があります。パッケージもゴージャスでちょっと嬉しいですね。

 

実際に使用するときは、チケット販売窓口(川側に行くとすぐに場所が分かります。画像参照。)に行き、カードを提示すると当日券(一般の方と同じ紙のチケット)を発行してもらえます。もちろん年間パスは確認後、返してくれます。チケット販売窓口に入る際は手荷物検査がありますが、簡易なものですので慌てなくて大丈夫です。チケット販売窓口でパスポートが必要になる場合もあるので、パスポートを持っていくか、コピーを持っていくようにしましょう。私の場合、パスポートの提示は求められませんでした。(ピッティ宮殿で年間パスを使用する際はパスポートの提示を求められました。コピーでも大丈夫でしたが、受付の人によって対応が変わる可能性があります。)

 

チケットを受け取ったら、入り口から入館しますが、工事の影響などその時期によってルートが変化するようです。私が初めて入館したときは、地下を通って一階から三階へ上がり、二階への階段が封鎖されていたためエレベーターで下に降りたりとイレギュラーでした

終わり